by soudo335
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2006年 06月 30日
再就職先は残業もなく、休日も決まっていた。だが、バンド活動をはじめたのは、決して“暇つぶし”のためではない。甲斐バンド解散に対する、自分なりの答えのひとつであり、中途半端に終わっていた“夢”に決着をつけるためだった。電気店でバイトしていた時、学生のベーシスト“W”と出逢い、親交を深めていた。彼の級友のドラマーを入れ、他は貼り紙で募集した。結構すんなりと集まり、週1回の練習をはじめた。レパートリーは先ず、甲斐バンドとピンク・クラウド、そしてオリジナである。 やがて6月を迎えた。甲斐バンドのファイナル・ツアーは「PARTY」と銘打たれ、大阪は大阪城ホールだった。どうしても行きたい、この眼で見届けたい!欠勤や早退もできず、チケットも買ってはいなかったが、3dayの最終日となる6/20、やもたまらず定時であがり、大阪城ホールに駆けつけた。たとえ観れなくても、会場にだけは行きたかった。幸い、当日券の販売があった。 甲斐バンドのライブは、81年の武道館以来だった。開演から、1時間ほど経っており、「シーズン」の演奏が終わるところだった。どんなことを話すだろう、最後の曲はなんだろう・・・。 甲斐バンドは推理すべきバンドだーこれは、LP「ラブ・マイナス・ゼロ」購入時の特典である、「BEATNIK特別号」の中の言葉だ。この1カ月ほど前、「サウンド・ストリート」にはじめて手紙を出した。長いものになり、「ANOTHER BUTTERCUP(きんぽうげ)」とタイトルを付けたその文章は、実は、このカテゴリの前半と酷似している。その中で、最後の曲が「きんぽうげ」だったら、というメッセージを送っていた。最後の曲に、意味がある、メッセージがある、と思っていた。 「デッド・ライン」の後、「ポッコーン~」からはじまるクライマックスへ。 「きんぽうげ」は、ない。もう、演ってしまったのだろうか。アンコールに入る。「レイニー・ドライブ」の美しいメロディと、“最後の~”という歌詞に、とてつもなく切なく、張り裂けそうな、たまらない気持ちになった。終わらないでくれ!そう願っていると、次の曲がはじまった。「ラブ・マイナス・ゼロ」だ。 ゆったりとした、しかし豊潤なリズムとサウンドの中、会場は、少しずつ、そしていきなり、眩いほどに明るくなった。そして、伝説となるフレーズが発せられる。 「サンキュー、じゃあね!」 まさか、この曲で!しかし、眩しさと構成に戸惑うだけで、感傷的な気持ちにならない。先ず甲斐よしひろが、そしてメンバーが下がると即、「破れたハート~」が流され、会場は思わぬ大合唱となった。嵐のような歓声の中、全員が再登場してオベーションに応え、引き上げてからも、大合唱は続いていた。 終演後、会場から出た時、湿った気持ちは吹っ飛んでいた。凄い!なんてタフなんだ。ずっと甲斐バンドが好きで、よかった。心からそう思った。甲斐バンドは、解散を見事に演じ切り、完結した。 86.6月、甲斐バンド 完結 #
by soudo335
| 2006-06-30 16:55
| 虜ー私的「甲斐バンド」
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2006年 06月 29日
1年後、念願の表彰を受けたことは、大いなる喜びであり、その後の貴重な財産となった。しかし、歯車が狂いだしたのも、この頃からだ。傷つく出来事も多かった。どうも、極端なタイプらしい(笑)“バランス良く”、ということができない。 自分の“在りよう”を自問する日々が続く中、田家秀樹「ポップコーンをほおばって」が上梓される。ビジネス書以外を読むのは、久し振りだった。何度も読み返し、音楽への情熱が蘇ってくる。ギターを送ってもらい、寮でも弾くようになった。しかし、結局会社を辞めることになった理由は、音楽とは関係ない。あくまで他の理由だ。 寮を出て、アルバイトをはじめたが、中々続かない。“フリーター”の元祖だったかもしれない。(笑)“もっと、ヒューマンな仕事をしたい”、そう思いながら、踏み出せないでいた。振り返れば、人生の中で最も歯痒い、情けない時代だ。当時の彼女に、随分と支えられた。バイトを転々としながら、ライブハウスに“飛び入り”したりもした。 この頃、バナナ・ホールで、甲斐バンドのフィルム・コンサートがあった。満員で、入場規制までされていた。最後尾に並んでいたカップルは、「通路でもいいから」と言って、見づらいことを承知で入場していた。残念ながら正確な記憶がないが、80年の武道館ともう1つ、2本立てだった気がする。オープニングは、大森信和のギターのアップからはじまる、「三つ数えろ」だった。甲斐バンドの映像は、81年、NHK「ヤング・ミュージック・ショー」以来だ。食入る様に観た。エンディングは「100万ドル・ナイト」だった。通路にいたカップルは、座り込み、眼を閉じて、肩を抱き合って聴いていた。なんか、この曲に、甲斐バンドにとても似合っていて、嬉しくなった。 会社を志半ばで辞めてしまったことを引き摺り、「あれが嫌だ」「これは違う」と言い訳しながらバイトを転々とし、やがて春になった。そして、衝撃の86年、3月を迎える。その第一報を知ったのは、たまたま入った喫茶店の、スポーツ新聞だった。 「甲斐バンド 突然の解散 5日発売の新LPが最後か」 これから何を信じて生きていけばいいのか、という程の衝撃だった。状況を理解し、受け入れるのに、随分と時間がかかった。結果、自分のやるべきこと=再就職を決意する。そして就職が決まった後、まるで立ち直るのを待っていたかのように、将来を語り合ったこともあった”俺の胸に止まった天使”は、去っていった。「人を愛する資格がない」、本気でそう思った。 #
by soudo335
| 2006-06-29 18:43
| 虜ー私的「甲斐バンド」
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2006年 06月 28日
“遠く”へ行くことになったのは、何度目かの引越しの後だった。引っ越したって、すぐに何かが変わった訳ではなかった。当時、「貸しレコード業」が流行りだしたのを受け、「貸しビデオ業」を営んだのだが、時代が早すぎたようだ。先輩の喫茶店を手伝いながら、出資金を返済した。(笑) 丁度その頃だ。甲斐バンドが新宿で大きな野外イベントやるらしい、チケットは即、ソールド・アウトになったらしい、と聞いた。甲斐バンドは、輝き続けていた。店頭の植木に水撒きをしながら、“俺はこれから、どうなるんだろう”という、漠然とした不安が襲ってきた。 冴えない日常の中、それでも転機は訪れる。大阪に本社のある会社に就職が決まり、配属も大阪本社勤務となった。大阪には、ギターは勿論、レコードもテープも、音楽に関連するものは何も持っていかなかった。もう、終わったことなのだ、キチンと生きるんだ、という自分なりのケジメだった。真新しいスーツに身を包み、右手に身の回りのもの、左手に寝具を持って(笑・会社の指示です)大阪に向かった。 入社後、全社研修があり、前年度の様々な功績に対しての表彰式があった。華やかな式典を傍観しながら、「よし、これを目指そう、来年は絶対、賞をとるぞ!」と誓ったのだった。 はじめの上司は凄い人で、ビジネスの基本を徹底的に教えてくれた。例えば、目上の人に呼ばれて席までいく時、手ぶらだったりするとボール・ペンを持って追いかけて来て、「書いて覚えるんやろ!メモ取って学ぶんやろ!人の話し、手ぶらで聴く程エラいんか!ワイシャツに書け!」と、猛烈に怒られた。この、K氏には、本当にたくさんのことを教わり、そして怒られた。けれど、怒られた日は必ず飲みに連れていってくれて、その背景や、自身の若い頃の失敗談を聴かせてくれた。今も踏襲しているビジネスの基本は、すべてK氏に学んだことだ。そんな上司の下、はじめは大いに戸惑ったが、3ヶ月もすると目に見えて結果が出てきた。“宿直制度”のある会社で、週に1回は必ず会社に泊まりこみ、休日も月に1回あるかどうか。しかし、「働かされた」という感覚は全くなかった。ただひたすら、打ち込んだ。「ここでやらないと、何のために大阪まできたんだ!」ずっと、そう思っていた。月1回、給料日に先輩達とスナックに繰り出し、カラオケを歌うことが、本当に楽しみだった。 そんなある日、たまたま書店で手にとった「ARENA 37℃」という雑誌で、甲斐バンドに新メンバーが加入したことを知った。元・ARBの田中一郎、シングル「フェアリー(完全犯罪)」にて、甲斐バンドに正式加入! #
by soudo335
| 2006-06-28 15:04
| 虜ー私的「甲斐バンド」
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2006年 06月 26日
6/25、急遽“不屈のドラマー”今川勉さんが上京!「語らいの時間」を持たせていただくことができました!昨年の8月以来の再会です。勉さんは今回も、“TシャツにGパン、バッグは1つ”という飾らないラフなスタイルでした。(笑)早速、眺望のいい、和食の美味しいお店へ。 惣ど「勉さん、新譜も出されたことですし、次はライブですね!」 勉さん「話はあるんだけど、なかなか忙しくて。」 惣ど「新譜のナンバーを、ライブで聴いてみたいです!」 勉さん「そうだね。なかなか忙しくて。」 惣ど「私は、三軒茶屋でのライブの時、とても感動しました!やはり、ライブはいいですよね!」 勉さん「お店の候補もいくつかあって。なかなか決めきれない。」 惣ど「やっぱり、勉さんの魅力はライブですよ!また、華麗なスティック廻し、見たいです!(笑)」 勉さん「ありがとう。スティックならいつでも(笑)」 惣ど「年内に、東京でライブやってください!」 勉さん「やりたいねえ。」 惣ど「是非、お願いします!」 ということで、「年内に東京でライブ!」を強く強くお願いしました!(笑) また、来る7/8の「くだけたネオンサイン記念PARTY@大阪」への、「光あるところ、ギターあり!」の持込も、快くご了解くださいました。ありがとうございます!大阪のみなさん、どうかご期待ください! 勉さん、ありがとうございました!「年内に東京でライブ!」、期待しております! ※画像上は、勉さんとの奇跡の2ショット!画像下は、「STARTING OVER」初回50枚限定特典”バベルの塔の別バージョン”CDです! #
by soudo335
| 2006-06-26 17:04
| “不屈のドラマー”今川 勉!
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2006年 06月 24日
あれこれと生業に煩わされ、ゆとりのない毎日。路上ライブも行けず、練習もできず。う~ん、イカン!今こそ、ROCKだ!(笑)ということで、急遽、竹田和夫「CALIENTE TOUR 2006」@四谷OUTBREAK!に参加してきました。竹田和夫さんのライブは、初参加です! 私が“竹田和夫さん”と言うと、意外に思われるかもしれませんが、「竹田和夫&ボーイズ・オン・ロックス」のファースト・アルバム 、「SHOO-SHOO」 に思い出があり、大好きなギタリストの一人なのです。 また、大森さんとも意外な共通点があります。まずは大森さんが51.9月生まれ、竹田さんが52年3月生まれと、同学年になります。また、共に生来左利きなのに、右でギターを弾かれています。そして何より、スタイルは違っても、“ブルース・ギタリスト”であるということが共通点ではないでしょうか。更に・・・。 (ここからネタバレがあります。ご注意ください!) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ L.Aからの日本凱旋帰国ツアー初日。会場に着いたのは、20時30分頃だった。オープニング・アクトとして、「SCANDAL」が最後の曲を演奏していた。会場は満席だ。若者や女性が多いのに驚く。20分ほどのインターバルの後、竹田氏登場。音量やセットを調整している内に、いつの間にか始まる(笑)。今ツアーのコンセプトは「ビ・バッブ」とのこと。個人的には、ウエス・モンゴメリーのイメージか。新譜「MOCHA」からの曲も交え、前半は着席にての演奏。無性に水割りが飲みたくなるが、身動きがとれない(笑)。 スタンディングしてからの後半、「友人に捧げます~」とのMCの後、「Hello アップルヒップ」を!大好きな曲だが、何よりも「友人」=アイ高野氏への想いに触れ、感動する。そう、「ザ・カーナビーツ」「ザ・ゴールデン・カップス」そして「クリエーション」などでドラマー兼ボーカルとして活躍され、この4月に急逝された、アイ高野氏だ。(55歳でした。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。)会場入りしてから決めた選曲ということだったが、ここから一気にヒート・アップした。 大ヒット曲「ロンリー・ハート」の後、「暗闇のレオ」で、このトリオの実力を見せつける素晴らしいインタープレイを堪能。そして「Spinning Toe-Hold」で、会場のボルテージは最高潮に!「ザ・ファンクスの入場曲」と言えば、ご存知の方も多いだろう。確か、一郎さんもライブでカバーしていたと思う。やはり、インスト曲ならではの盛り上がりは、独特だ。自然と体が動き出す(笑)「SCANDAL」を交えてのアンコール、「スタンド・バイ・ミー」で終演。MCもハートフルで、憂鬱な気分を吹き飛ばす、楽しい夜でした。 竹田さんと大森さんの、更なる共通点・・・竹田さんはこの日、ギターをチェンジせず、終始、1本のギターでプレイされました。そのギターは、チェリー・レッドの「Gibson ES-335」でした。 #
by soudo335
| 2006-06-24 17:16
| ドキ・ドキー Report
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