by soudo335
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2008年 10月 23日
新宿ゴールデン街の歴史は・・・、私が、申し述べるまでもないですね。
時が止まったかのような、レトロとも言える木造長屋建てが軒を連ね、新しいものと古いものが混在し、融合し、または増幅し、夜になると不思議なエネルギーを発散する街です。 私個人は、ご想像の通り、ハードボイルド・アンソロジー「ラヴ・マイナス・ゼロ」にはじまり、「甲斐よしひろが選んだ100冊」を経て、北方謙三氏、大沢在昌氏の著作に出逢い、 内藤陳さんのお店=「深夜+1」の存在を知り・・・、という感じです。 一般に「新宿ゴールデン街」と呼ばれていますが、実際は、「新宿ゴールデン街商業組合」による「新宿ゴールデン街」と,「新宿三光商店街振興組合」による「花園街」から成り立っているそうです。今回の会場である「ゴールデン街劇場」も、「花園三番街」という通りにあります。「花園」・・・、そうです、地理的には、「花園神社」のちょうど裏手になります。しかし、この辺りの地番が、「新宿区歌舞伎町一丁目」だとは、皆さん、ご存知でしたでしょうか? そろそろスタートかという時、隣通りの「火災報知機」が鳴り響きます!何てこったい・・・!結局、誤作動だったようですが(ホッ)。この一帯の「自警」として、どこかでボヤがあれば、瞬時に周知させるネットワークが整備されているそうです。まさに、「自治都市」ですね。 開演前には、甲斐バンド「サーカス&サーカス」と、宇崎竜童さんの「SAD&BLUE」を、全編、流していただきました。さあ、我々=惣ど&運ずのご挨拶に続き、ご登場いただきましょう! 今夏、上梓された「新宿ゴールデン街・花園案内」(ダイヤモンド社)のライター、小川美千子さん、川口有紀さんをお招きしてのトーク・イベント。コンセプトを、ガイド・ブックに倣い、「ゴールデン街に来たことのない方や、初心者向けのもの」というものに設定しました。これは、私自身が、「ゴールデン街初心者」だからです。 川口さんセレクションによる、「現在、ゴールデン街で聴かれている音楽」をBGMに、「取材秘話」からスタートです。老舗の取材を主に小川さんが、比較的新しいお店の取材を主に川口さんが担当されたそうです。アポ取りの苦労話から、内藤陳さん伝説、老舗の秘話、料理の美味しいお店等々、多岐に渡り、絶妙なトークが続きます。結局、ご来場いただいた客層に合わせ、話はドンドン、「ディープ」なものになっていきました・・・。詳細なレポは、流石にご容赦を。是非、「新宿ゴールデン街・花園案内」をご覧ください!(微笑) トーク全般から感じたことですが、この街には、「母性」があるのではないか、それは、優しさだけでなく、時には突き放し、叱り飛ばすような「母性」なのではないだろうか、そんなことを感じました。 また、ここ、ゴールデン街でも、お店側とお客さん側、双方の世代交代は顕著なようで、何を変え、何を残していくのかという、端境期のようです。例えば、かつてはゴールデン街の醍醐味だった「はしご酒」ですが、最近は、「長ッチリ」の方も増えているようです。 諸事情により告知が遅れ、運営面でも反省点は多々ございますが、私自身は、とても得ることの多いトーク・イベントでした。小川さん、川口さん、そして、ダイヤモンド社さまに、厚く御礼申し上げます。 余話です。入り口の扉を開けっ放しにしているお店が多いのは、初めての方でも入りやすくしているだけでなく、自警のためでもあるようです。「はじめてだから・・・」は、お客さん側だけでなく、お店側も、なんですね。ですから、お目当てのお店の前で躊躇した時は、「こんばんは!」って言って入ってみてください。ほら、普通に、入れたでしょう?
by soudo335
| 2008-10-23 17:02
| Peace & Freedom
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Comments(3)
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by
マリィ
at 2008-10-24 14:44
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開演前の『サーカス&サーカス』とはステキです!
ライブ感ということでしょうか、それとも一種の非日常感でしょうか? 扉を開けておく、になんだか感じ入ってしまいました
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by
うんず
at 2008-10-25 22:31
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母親の実家が京都にあったのですが、ゴールデン街の軒だけを見ると
なんとなく、共通した雰囲気を感じました。 町並みの風景というか、もちろん空気は違います。 どう?>とみちゃん
Commented
by
soudo335 at 2008-11-06 18:24
バタバタと、すっかりレス遅くなりました。ご容赦ください。
マリィさん、サンキューです!『サーカス&サーカス』は、ご存知のように、中野サンプラザでのものですが、「非日常感」が、ゴールデン街に合う気がして、選びました。 相棒、サンキュー!ワシはねえ、某Nの町並みと、通じるものを感じたよ。
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